【MATERIAL’S FUN】ステンレス素材の魅力

2024.05.08

特集

カトラリーなどの小物から大きな家具まで。
身の回りのありとあらゆるものに使用されている素材のひとつ、”Stainless (ステンレス)”。

なぜこんなにも多くのものに使われているのか、その理由が少し気になる。
今回はステンレスの持つ、素材の魅力について深掘っていきたいと思います。

チューブスクイーザーウィズスタンド　¥1,650（税込）
サイズ : H.40mm W.86mm D.30mm
材質 : 304ステンレススチール

欠かすことのできない身近な存在

ステンレス銅(Stainless-steel)とは鉄とクロムの合金で、なんといっても “錆びにくい” 素材として有名。
調べてみると、元素であるクロムが1760年代にシベリアにて発見され、1820年代にクロムと鉄の合金研究が開始したとのこと。
その後耐食性、安全性の高い素材として実用化され始めるのが1900年代以降。
実に長い時間をかけ、錆びにくく加工しやすい配合が研究され今に至ったことがわかります。

第二次世界大戦前よりカトラリー、建築装飾、鉄道車両などに使用され、のちに日常のあらゆる場面で目にする素材に。
塗装の必要がないため塗料剥がれの心配がなく、冒頭記述の通り錆びにくいことから衛生的とされ、食器から医療機器まで幅広く使用されている信頼性の高い素材がステンレスなのです。

■ ダルトンの清潔感のあるお花型歯ブラシホルダー。
4本までスタンド可能でそれぞれが密着しない構造なので、とても衛生的。

4 HOLES TOOTHBRUSH HOLDER MIRROR FINISH ¥ 1,650 (税込)
H.120mm φ70mm ホルダーφ 20～25mm
MIRROR FINISH / 304ステンレススチール

素材が生み出す統一感、高級感

無駄な塗装がされていないステンレスは、統一感を出すのに打って付け。
洗面周り、キッチン周りの雑然としてしまう場所にも是非取り入れたい素材です。

ひとえにステンレスといっても光沢のあるものやツヤなし、バイブレーション研磨等その仕上げ方は様々。
振動を利用しランダムに円弧を描きながら様々な模様を施すバイブレーション研磨は、
建物の顔となるエントランスや待合室などの高級感を演出するためにも使われています。

同じ色味でもアルミにはない、鉄ならではの重さが高級感の秘訣。
置きっぱなし、出しっぱなしが似合う素材なのです。